センダンの木のツリーハウス!
- 古川園(大阪府門真市)
- 2015年02月19日
最初に園長先生からご連絡を頂いのが2014年8月下旬。
「園庭に大きなセンダンの木があるが、その木と子どもたちとの接点が全くない。どうにかして保育に活かせないものか…」とのご相談内容でした。現地に伺うとその立派さに圧倒されながら測量をして、改めて樹形等の特徴を活かしたツリーハウスをご提案しました。
上の写真の模型が第二案目です。検討期間3か月半を経て、第四案目でプランが確定しました。その後、全職員の方々に模型やスケッチを使って、安全面やその存在意義等について説明をしました。
ツリーハウスの建て方の作業は、まず足場組みから。そこから日を追うごとに作業は進み、全体像が明らかになってきた頃から、子どもたちや近所の方々からもたくさん声をかけて頂くようになり、子どもたちからは「がんばってぇ~!」や「ありがとー。」の声援を浴びるほど頂きました。ほんと、うれしい限りです。
ツリーハウスの最上階のハウスには、だれもが入れません。年長さんの中でも力と勇気を持った者だけが、言わば選ばれし者が辿り着ける空間なのです。(とは言うものの、ほとんどの年長さんはクリアできるんですけどね…)
写真のセンダンの木は、冬の時期で落葉していますが、これから緑鮮やかな新芽の春、そして青々と生い茂る夏…、季節によってその表情は大きく変わっていきます。
そうして、年長さんが色んな体の動きを工夫してここで遊び、センダンの木と寄り添うことで、その木の雄大さを肌身で感じ、また、そこに集まるたくさんの生きものと間近で触れ合うことができます。
これから私たちもメンテナンスを兼ねて、ずっと見続けていきたいと思います。