特徴を活かした園庭
- 世田谷はっと保育園(東京都世田谷区)
- 2018年11月21日
園長先生からお問い合わせをいただき、最初に園にお伺いしたのが今年5月のことでした。
今までに見たことのない園庭だったので少し驚きましたが、
園長先生の構想をお聞きしているうちにイメージができ、
後日、そのイメージをまとめてご提案させていただいたところご評価をいただき、
植栽に適した時期を待って工事をしようということになりました。
写真を見て頂くと分かるように擬木材を使って土留めすることで
段差のメリハリはつくものの、平場を広く確保することができ、
また、勾配が緩くなることで、斜面上からの土の流出も抑えられます。
そして新たにできた斜面には、しがら柵という
造園的技法を用いて植栽をすることで自然を呼び込むことができ、
またこれら植栽の配置も木々の間を探検できるようにしました。
今回植えた木はほとんどが果樹で、
後ろのメッシュフェンスにはブラックベリーと棘なしラズベリー、
そしてハゴロモジャスミンを植えたので、
五感で楽しめる園庭になりました。