三期工事が終わりました。四期工事へと続く。
- たんぽぽ保育園(滋賀県大津市)
- 2016年01月15日
園より、最初にお問い合わせをいただいたのが2010年12月。
そこから園庭改造の議論の中断・再開を繰り返しながら、第一期工事が2013年3月に完成。
それから2年10か月後の今回、2016年1月に第三期工事が終わりました。
今回の工事では、園庭の2つの問題を解消することが目的でした。
まず1つ目。この園では、屋外で火を焚いて食事をすることを保育の一環として取り組んでいます。しかし、現状の仮設のかまどでは、そこに参加できる人数に限りがあります。この活動を充実させるために常設のかまどが欲しいと要望があがり、この度古耐火レンガで組んだかまどを作りました。
ちなみにこのかまどは、通常は蓋のようなベンチを置き、必要な時にこの蓋を外し、かまどとして使います。
2つ目は、既存の遊具を子どもたちの遊びの動線に引き込むことです。
これについては、既存の遊具を築山と接続させ、またV字のロープネットの橋で新しい遊具に渡れるようにしました。
写真は、完成直後(真冬)なので、落葉樹がたくさん植えられた園庭は少しさみしい気もしますが、季節がめぐれば自然と冒険が混在するダイナミックな園庭がお目見えすることでしょう。
これからさらに第四期工事へと続きますが、一番の変化は、先生方の自然への関心が高まっていることではないしょうか。
今後、この園庭で子どもたちと先生の遊び・関わりがどのように変化していくのか楽しみです。