園庭改造を一度に完成形に持っていかない理由。
弊社では、今の園庭の姿から大きな変化を伴う園庭改造をする場合、
一度に完成形まで仕上げてしまうことは、お薦めしていません。
まずは、全職員で園庭の将来像を共有します。
次に、子どもたちの動線や遊びの単位というものを想定して、
第一期、第二期というように、段階を経て完成形に持っていくことがいいと考えています。
実際、毎年の工事を経て第四期目で理想の園庭が完成した園庭は、弊社ではこれまでたくさんお手伝いしてきました。
こうした段階を経た結果、当初の園庭の将来像とは少し違う園庭が完成しますが、
これは、順番に完成に近づく園庭を子どもたちと共に経験しながら、その経験が蓄積され新たな提案として活かされた証なので、
結果的にはより良い園庭が完成しています。
さらに、園庭での保育が、園として目指すべき保育を職員の皆さんが徐々に理解し、獲得していけるので、
子どもたちと一緒に楽しみつつ、しっかり地に足のついた保育が実践されていくと思います。