園長先生からご依頼を受け、最初に園を伺ったのが２０１４年１２月。

そこから９ヶ月間の検討期間を経て、まずは９月に植栽以外の工事を終え、そこから２ヶ月後の１１月に、年長組の子どもたちと一緒に植樹をして、園庭改造が完了しました。

こうして出来た空間は、広い園庭の一角にあります。

以前は築山とトンネルだけだった空間を、石垣とトンネルのある築山に変え、新たにどろんこ砂場やレンギョウのトンネル、バタフライガーデン、主に乳児さんたちが遊ぶ砂場や小さなこぶ山等をつくりました。

ちなみに、どろんこ砂場で使う水は、雨水を集めたタンクから取り、この雨水は他にも植栽の水やりに使います。

この空間には、この地域の果樹や季節の花木をたくさん植え、子どもたちと先生方が日々の遊びの中で、季節を五感で感じられ、またそこに集まる様々な生きものと触れ合えるような工夫をしています。

広い園庭の中で走り回り、その一方で遊ぶ目的に応じてじっくり遊べ、身近な自然と多彩に触れ合える、そんな素敵な園庭が出来ました。