2018年02月03日

運動会というビッグイベント

この時期に運動会の話題ですが…。
先日、世田谷区内の保育園で園庭改造のご依頼があって、
お伺いしたときに、運動会とビッグイベントを改めて考えさせられました。

この保育園では、年に一回の運動会を自園の園庭で行うことが大前提とのこと。
園庭は、決して狭くはないのですが、園庭の真ん中に運動会のトラックを確保するとなると、自ずと本来の園庭遊び(ここにも大きな隔たりはあるでしょう)となるスペースが回りに追いやられるので、まさにそんな状態。

担当職員との打ち合わせでは、二つのことをご提案し、一応その方向で進むことになりました。
ひとつは、子どもたちの遊び込める要素とそのスペースを新たに確保するために、今ある固定の遊具を整理(移動または、処分)する。
二つ目は、真ん中のフラットなスペースを有効に活用するために、可動式の遊具というか模倣遊びのきっかけとなるようなシンプルで動かせるものを考えてみる。
今後の工夫は必要ですが、これら二つの要件を組み合わせることで、恐らく保育園の当面の課題は解消されると思います。

しかし、年に一回の運動会のために、普段の子どもたちの遊びの欲求が満たされないのではないか、と不安というか心配がどうしても拭いきれません。

最近では、園の近所の学校の運動場を借りて盛大に運動会をする園も増えてきましたが、僕はそれでいいと思います。
その場合、練習場所の確保や練習と運動会本番の広さが違いすぎると懸念されますが、そもそも保育園や幼稚園の運動会を学校のように規律正しくする必要があるのでしょうか?
とは言うものの、園側にも恐らく色々事情があってのことだと
思うので、これ以上は何も言えません(^^;

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